謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中お世話になりました皆様に、改めてこの場で御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

また、今年ご縁のできる皆様とは、お目にかかれる日を楽しみにいたしております。

オランダは例年通り、一般家庭がそこらじゅうで打ち上げる花火の爆音と煙に包まれた年越しでした。

大晦日の夜は雨天との予報でしたが、新年を迎えるころのオランダ南部は綺麗な月夜。ここ数年みたことのない快晴の空に、例年よりも大きく華やかな花火が次々と上がりました。気温も7度ほどと比較的温かく、しばらくは足踏みすることもなく沿道で空を見上げておりました。

深夜に2時間以上続く爆発音は、幼い子供やペット、戦争地域からの難民を恐怖させるのですが、問題は騒音ではなく、花火事故による死傷者です。毎年死者は1桁、失明する人や重度の火傷を負う人、手指を損失する人などが500人近く出ます。今年は、子供たち全員にゴーグルを配布した市もあり、それで子供の失明事故が大幅に減ったと報じられました。

町によっては、路上で多数の車が放火されたり、花火を乱用する暴力行為も発生するため、警官や救急隊員が多忙を極める夜でもあります。

こういった諸々の弊害から、素人打ち上げ花火大会は廃止すべきだという声が年々強まっていますが、廃止されたら花火を揚げる楽しみが完全に奪われてしまいます。また、大輪の花火を楽しめるのが、大勢でごった返すイベント会場だけ、ということになります(玄関先で、頭上に大輪の花火が炸裂する醍醐味は、オランダならでは)。

怪我をするリスクも含め、あくまで自分で決めることを重視するのがオランダを代表する価値観のひとつですが、果たしてこのワイルドでアナーキーな伝統は、いつまで継承され続けるでしょうか。

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